女性の心をくすぐる「くすみカラー」BOTANICOLORS

BOTANICOLORS監修、インテリアスタイリストの辰巳若菜さんに迫ります。

赤みのあるグレー、くすんだグリーンなど言葉で表現しがたい淡い色合い、でも確かな美しさがある。そんな「くすみカラー」をペンキでそろえたのが、イマジンウォールペイントのコレクション《BOTANICOLORS》。この絶妙な色彩のラインアップは、発売当初からインテリアが好きな女性たちの間で話題となり、自宅に取り入れた写真がSNSにも多く投稿されています。


「《BOTANICOLORS》を好きだと思ってくださるのは、きっとドライフラワーや天然素材のインテリアが好きな人。そういった素材との相性も考え、12色のラインを作りました。」


そう話すのは、フリーで活動するインテリアスタイリストの辰巳若菜さん。
実は《BOTANICOLORS》の商品イメージはすべて、彼女の自宅で撮影されたものです。コーディネートのため階段に塗った〈ゴバイシ〉は、今もそのままの状態なのだとか。ところで、あまり聞き慣れない《BOTANICOLORS》の12色それぞれの色名には、こんなエピソードが。


「草木染を体験した時に、自然の素材から抽出される色目に感動したのがきっかけ。ちょうどいいタイミングでペンキの色彩監修のお話をいただき、草木染に沿うようなカラーを提案しました。」

1番人気の淡い赤味を帯びたグレー〈クヌギ

くすんだ淡いブルーの〈ビンロウジュ

左:ラベンダー色を少し沈ませた〈ゴバイシ
右:部屋の一面だけにアクセントとして塗った深みのある赤味がかったグレー〈クワノハ

※《BOTANICOLORS》は床用塗料ではないため、階段の踏面などに施工されるとペンキの塗膜が剥がれやすい場合がございます。床面への施工は避けていただくか、床用ニスなどで保護してください。

あずき色を薄くしたようなあたたかみのある〈ヤマザクラ〉。

日中と夜とで色の見え方が微妙に変化

〈ゴバイシ〉に加え、〈クヌギ〉や〈クワノハ〉〈ヤマザクラ〉など12色の名前はすべて、天然の植物を染料として使用する草木染から取り上げたキーワード。また《BOTANICOLORS》には、「光」に対するこだわりもあるそうです。


「室内で自然光が当たった時、夜ライトに照らされた時など、時間帯によって見える色の表情を何度も確認しながら作りました。光の具合によって大きく変化する絶妙なカラーなので、ぜひご購入いただく前にサンプルを取り寄せ、日中だけでなく夜の見え方もご確認いただきたいです。」


実は、オンライン販売の最大の難点とも言えるのが、この「色問題」です。届いたアイテムの色がWEB上で見たイメージ画像と違う!という経験を持つ人も多いはず。《BOTANICOLORS》のような淡い色彩においては特にその表現が難しく、イメージ画像を撮影した時間帯、また見る側のPCやスマートフォンによって写り方に大きな差が生まれてしまうのです。実際、特にこの《BOTANICOLORS》は色味についてのお問い合わせが多く寄せられているそうなので、若菜さんのアドバイス通り、サンプルを利用するのが賢明です。
1色だけ取り入れるのもいいですが、トーンを合わせた12色は、複数を組み合わせての使用もおすすめ。


「〈クヌギ〉〈ユーカリ〉〈ヤマザクラ〉〈クワノハ〉、私の中ではこの4色の組み合わせが1番好きで、《BOTANICOLORS》の代表色と言えますね。香りと同じくらい、色は強く記憶に残るものだと思っています。毎日何気なく目にする壁など、住空間に存在するこの《BOTANICOLORS》が、家族の思い出やアルバムに残り続ける素敵な記憶のカケラになりますように。」

左から:ユーカリ/ヤマザクラ/クルミ/タンガラ/アイドロ/ヤマモモ/ビンロウジュ/シラカバ/ウコン/クワノハ/ゴバイシ/クヌギ

4色パウチサンプルセット

※若菜さん一押し クヌギ/クワノハ/ヤマザクラ/ユーカリのサンプルセットです

Special Thanks to

Wakana Tatsumi

辰巳 若菜

アンティークショップを12年間経験し、フリーのインテリアスタイリストとして独立。花やグリーン、アンティークを取り入れたシンプルナチュラルなスタイリングが得意分野。小学生男子2人の子育てに奮闘中。