独創的な壁紙を発信し続ける
No.5
tracy kendall wallpaper|トレイシー・ケンダル・ウォールペーパー
1996年のある日、自分のキッチンを見渡してときめくものがないことに気付いたトレイシー。そこで自ら「フォーク」「スプーン」「ナイフ」の壁紙を作ったのがブランドを立ち上げたきっかけだった。そのデビュー以来、シルクスクリーンの壁紙をはじめ、ボタンやスパンコールを一つひとつ縫い付けた壁紙などオリジナリティあふれるハンドメイドの作品を発信し続けている。独創的なデザインは世界的評価も高く、数々の国際的な賞の受賞歴を持つ。
新しい価値とスタイルを確立
No.6
DEBORAH BOWNESS|デボラ・バウネス
「私は私のアートを価値のあるものにしたい。そして、壁をキャンバスとして使いたいの」
そう語るデボラ・バウネスの壁紙は身近なオブジェクトをアートへ転化させるという、今までになかった新しい価値、スタイルを確立している。数々のインテリア誌やファッション誌で取り上げられた〈Genuine Fake Bookshelf〉は、いまや彼女の代表作となっている。
刺激的なデザインを発信
No.7
Timorous Beasties|ティモロス・ビースティーズ
アリステア・マクオレーとポール・シモンズの2人によって1990年に創立されたデザインスタジオ。
昆虫やロンドンのストリートのイラストなどをモチーフに刺激的なデザインを発信し続けている。ICFF(国際現代家具見本市)の壁紙部門エディターズ賞を3回受賞するという過去最多の快挙を成し遂げた奇跡のブランド。
「インテリアからベージュを排除せよ」
No.8
House of Hackney|ハウス・オブ・ハックニー
「インテリアからベージュを排除せよ」「クオリティー、デザイン、”Made in England” を大切に」という思いのもとに作られた壁紙ブランド。
伝統とモダンを融合させた大胆かつ流行にとらわれない独創的なデザインがそろう。ファッション業界にも進出しており、日本ではスポーツブランド《PUMA》とのコラボレーションが知られている。
壁紙製造の老舗メーカーが立ち上げたブランド
No.9
1838 WALLCOVERINGS|1838 ウォールカバリングス
イギリス・ランカシャー州で4世代に渡り壁紙製造に携わってきた老舗メーカー《SURFACE PRINT》。数多くの有名ブランドの壁紙を製造し世界でも稀少な技術をもつこの壁紙メーカーが2016年に立ち上げた自社ブランドが《1838 WALLCOVERINGS》。
粘度の高い複数のインクを連続して重ねてゆく工法で、独特な色の重なりを表現する伝統的なサーフェス印刷を重視。高い技術力でこそなし得る、高品質でユニークな壁紙を製造している。
創業75年以上、老舗英国ブランド
No.10
GRAHAM & BROWN|グラハム・アンド・ブラウン
創業75年以上の老舗でありながら英国で最もクールと評される壁紙ブランド。オランダのデザイナーマルセル・ワンダースや、《CHANEL》《GIVENCHY》に在籍したジュリアン・マクドナルドら、著名なデザイナーの壁紙コレクションを発表。歴史だけでなくそのイノベーティブなポリシーが評価され、世界中で顧客を獲得している。
シックでクール、「my heart」の意味を持つブランド名
No.11
mineheart|マインハート
2010年にデザイナーのブレンダン・ヤングとバネッサ・バタグリアによって創業された壁紙ブランド。ブランド名はシェークスピア作品の言葉「mine」と「heart」から取り「my heart」の意味を持つ。シックでクールな印象のデザインが多く、壁紙デザインの巨匠、ウィリアム・モリスのデザインを現代的にアレンジしたトリビュート作品も印象的。
繊細でやわらかなイラストデザイン
No.12
ABIGAIL EDWARDS|アビゲイル・エドワーズ
インテリアスタイリストとして働く合間に書きためたイラスト。その一つから壁紙〈Owls of the British Isles〉を構想したのがブランド《ABIGAIL EDWARDS》のはじまり。
アビゲイルのデザインはイギリス・グロスタシャーの森とコーンウォール地方の海から影響を受けている。自然を愛する彼女の繊細でやわらかなイラストは、壁の装飾にぴったりの美しいデザイン。