正方形からつくる壁 -簡単に貼れるシール壁紙-

Hatte me! SQUARE(ハッテミースクエア)
手軽なシール壁紙と、豊富なデザイン。

体が少し隠れるサイズの、四角いパッチワーク壁紙《Hattan》。2020年、壁紙を中心とするインテリア商材を扱うオンラインストア『壁紙屋本舗』から登場し話題となったこの壁紙に、新たな仲間ができました。その名も《Hatte me! SQUARE》。
45cm角の《Hattan》に比べると少し小柄な42cm角。大きな違いはその貼り方です。《Hattan》はのりを溶いた水に浸して絞ってペタペタと貼るのに対し、《Hatte me! SQUARE》はシールタイプなので裏紙を剥がしてペタペタと貼っていくだけ。つまり、道具がほぼいらないシール壁紙です。必要な道具といえば、余った部分をカットするときに使うカッターとスムーサーくらいでしょう。壁紙を貼る際に空気を抜くことができ、角部分のクセ付けにも活躍するスムーサーですが、定規などで代用することもできます。

《Hatte me! SQUARE》のシールは、よく見るとドット状に粘着加工が施されています。これにより貼るときに空気が入ってしまってもドットの隙間から抜けやすく、初めての人でも貼りやすい使用感を実現。程よい強さの粘着力で、貼って剥がしやすく賃貸での使用にも適しています。表面は水をはじくので、壁面をしっかり乾燥させれば、お風呂の壁に貼ることができるのもうれしいポイントです。

ドット状の裏面
ぬれても拭ける

2021年の春登場した《Hatte me! SQUARE》にはすでに100種類以上のデザインがあり、選ぶのも楽しいラインアップになっています。他にはない『壁紙屋本舗』オリジナルデザインが中心ですが、姉妹店『WALPA』とつながる海外ブランドとのコラボレーションデザインも並びます。

一つ目は、フェミニンな小鳥の柄やエキゾチックなタイル柄まで幅広い世界観の壁紙を残してきた《Louise Body》。「残してきた」と含む言い方をしましたが、ルイス・ボディは2020年に壁紙ビジネスから手を引き、画家としての活動にフォーカスしています。しかし、これまで制作された魅力的なデザインがなくなるのは惜しいところ。新たな素材の壁紙として日本で発売するという提案に快諾してくれました。
そして二つ目は、印象的な色使いと緻密なデザインで注目されるブランド《CATHERINE ROWE》。キャサリン・ロウは2018年にイギリスの老舗ファブリックメーカー《Liberty Fabrics》が開催したコンペティションで賞を獲得。スクラッチボードという技法で描いたデザインをデジタルで色付けする手法で、独自のスタイルを築いています。
この2人のデザイナーへのインタビューやコラボレーションデザインとともに、制作のバックグラウンドをご紹介。
また『壁紙屋本舗』のオリジナルデザインにはコーディネートのイメージボードを添えてお届けします。

インタビュー記事

絵画とデザインの違いや壁紙ビジネスから離れる決断、そして画家としてのこれから。探求し続ける芸術家、ルイス・ボディのバックグラウンドに迫ります。

インタビュー記事

チャーミングでキュート、そしてエネルギッシュでビビッドなキャサリン・ロウの世界へようこそ!

次ページでは《Hatte me! SQUARE》を使ったイメージボードをご紹介!