インタビュー 「私を取り囲む世界への答えを、絵画やデザインで表現する」 -Louise Body-

ー 画家としての活動にフォーカスしようとしている今、日本で壁紙の展開を広げることはどのような意味を持ちますか?

17年かけて築き上げてきた壁紙ビジネスから離れるのはとても難しい決断で、今でも情熱を持っています。『WALPA』とは何年も共に仕事をしてきましたが、私のデザインが有能なスタッフの手に渡り、この素晴らしいブランドに委ねられることを大変うれしく思っています。

ー 日本にどのような印象を持っていますか?

日本はデザインや工芸の豊かな伝統を持ち、高い品質を誇る、世界でも特に賞賛されるデザイン業界の一つだと思っています。私の作品が日本で販売され続けていることをとても幸せに思います。日本の製品に見られる細部へのこだわりや顧客への気配りを尊敬しているので、自信をもって『WALPA』に自分の商品を任せられます。

ー 今回のコラボレーションにどんな可能性を感じていますか?

将来的には、新しいデザインや商品を作っていけたらと思っています。ぜひ日本を訪れ『WALPA』のメンバーに直接会ってみたいですね。

ー 日本からLouise Bodyのデザインをすぐにお客様に届けられるようになってうれしく思います。《Hatte me! SQUARE》の素材を見てどう思いましたか?

とてもすてきです!品質が良く、力強い色、鮮明な印刷、しっかりとした紙質にとても満足しています。

ー 《Hattan》とキッチンマットについてはどうですか?

床材はずっと、タイルデザインで実現したいと思っていたものなのでとても楽しみにしています。《Hattan》のサンプルは本当に興味をそそられますね。今まで見たことのないデザインですし、壁をデコパージュするというアイデアも気に入っています。布地のような感触で、温かみがあり、手触りもソフトです。小さな箱のパッケージもすてき!

Louise Body × Hatte me! SQUARE コラボレーションデザイン

2010年に開催されたデコレックス・インターナショナル(*)の、トイレに使用する壁紙として制作したデザインです。ビクトリア朝のタイルを調べ〈Paper Tiles〉というコレクションに仕上げました。古びた印象のタイルにしたかったので、デザインの細部には長い時間をかけてこだわりました。花をモチーフに描いたイラストが、タイルデザインのあちらこちらに隠れています。

(*)ロンドンで開催される大規模なインテリアの見本市

Mixed Folk/HMSQ-LBY01