「人類の足跡すべてがデザインの源」-MINDTHEGAP-


MINDTHEGAP|ルーマニア

「ギャップを乗り越える」の意味を持つルーマニアの壁紙ブランド《MINDTHEGAP》。「ギャップ」は人種や国境を指しているのだろうと想像がつくほどの自由な構想で、個性的なホームアクセサリーを展開する新進気鋭のブランドです。世界の文化にインスピレーションを受けた民族的なモチーフ、ポップでユニークなパターン、ボタニカル柄やヴィンテージ感のある花柄など、デザインカテゴリの幅広さと多彩な色使いで、細部にまでこだわったデザインクオリティが特徴的。日本では2018年の発売以来、老若男女を問わず人気が高まっている壁紙ブランドです。

《MINDTHEGAP》の驚くべきは、その多彩なデザインの根源を生み出しているのが、創業者の1人でありクリエイティブマネージャーでもある、ステファン・オルメニサン彼1人だけであるという点。1つのコレクションに必ず「113」もの膨大な品番数が並ぶのも特徴的です。実はこの数字、ステファンのラッキーナンバー。これが同数のアイテムをひと括りのコレクションとして発表し続けている理由だと言います。1つのコレクションでこれだけの数のデザインを生み出す彼のアウトプット量は尋常なものではありません。

左:Stefan ORMENISAN|ステファン・オルメニサン ルーマニアの壁紙ブランド《MINDTHEGAP》の創業者、兼クリエイティブマネージャー。とても誠実で真面目な人柄が今回のインタビューからもうかがえる。
右:Victor SERBAN|ヴィクター・セルバン 同じく《MINDTHEGAP》の創業者、兼マネージャー。ステファンと同じく美味しいものが大好きで、ホスピタリティにあふれた人柄。

日本でのトレンドデザインをピックアップ! -MINDTHEGAP-

左:少し曇りのあるガラス越しに映る、鬱蒼と茂るバナナの木や果実が南国を思わせるデザイン。〈ORANGERIE/WP20176
右:不思議な海の中の世界をそこに住む生物とともに描いたデザイン。〈OCEANIA/WP20304

日本の「わびさび」をイメージしたメタリックな屏風デザイン。〈BYOBU Metallic edition/WP20295

ヤシ科の植物が生い茂るように描かれたボタニカルデザイン。〈PALMERAS Anthracite/WP20362

枝いっぱいに咲き誇る花に鳥が集まる彩り豊かで美しいシノワズリ調のデザイン。〈ROYAL GARDEN Green/WP20465